ヤクシマルリシジミの羽化

明けましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いします。

ブログ更新を暫くさぼっていましたが、新年になりましたので、あまり気負わずにマイペースで少しずつ記事をアップしていきたいと思います。

さて、毎年10月下旬に三重県南部で採集したヤクシマルリシジミの母蝶に産卵させて低温期型の美しいヤクシマルリシジミを狙って飼育するのですが、今年はどういう訳かあまり美しい低温期型が羽化しません。

トップ画像のような大型で美しい個体(雌)を期待していましたが、青斑の広がりも大きくなく、大きさもやや小振りのような気がします。又、例年この時期の飼育個体の雌に見られるような白斑の発現も殆どありませんでした。

考えられる要因としては、例年より飼育時の温度が少し高かったのかもしれません。飼育時に与えた餌はいつもと同じ野ばらの若葉で、例年よりも低密度で飼育したつもりですが、生き物はなかなか思い通りにはいかないものですね。

今回の飼育は次年度以降に多くの課題が残る結果となりました。

今年の1月上旬に羽化したヤクシマルリシジミ
一昨年飼育羽化した白斑が出た美しいヤクシマルリシジミの雌