シルビアシジミ 飼育 その後

10月下旬に島根県で採集したシルビアシジミのその後の状況です。

川の土手で採集した俗に言う土手ビアと海岸で採集した俗に言う海ビアの母蝶からそれぞれ強制採卵したものがようやく3齢幼虫になりました。産卵から孵化まで約10日間かかりましたが、その後も成長がゆっくりで2齢幼虫の期間も長く、少しずつ脱落しながらも1ケ月近く経ってようやく一部が3齢幼虫になりました。

以前に同じような時期に飼育した時は、3齢位になってから気温の低下と共に活動が鈍くなり、そのまま休眠にはいってしまいました。結局その後の管理がうまくいかず失敗した経験があるので、今回は何とか上手く羽化までもっていきたいと思います。

今回の作戦は、休眠させずに羽化までもっていく方法です。その為には、温度に気を配ると共に食草のミヤコグサの代わりにこの時期に新鮮な餌として使えるインゲンやスナップエンドウを与えることにより、低温期でも給餌活動できるようにすることです。

初めての試みなのでどうなるかわかりませんが、何とか成功させてみたいと思います。後日、経過と結果を又報告させていただきます。

尚、トップ画像は以前に飼育した島根県の海ビアの標本です。(展翅が下手ですね!)

スナップエンドウとインゲンを食べている海ビア

インゲンを食べている土手ビア