オオミドリシジミ 採卵

信楽では毎年11月15日迄は松茸山の期間で入山禁止になる為、期間が終わった11月下旬に秘密のマイポイントにオオミドリシジミの採卵に行ってまいりました。

結論から言いますと、今年のオオミドリシジミの産卵状況は例年並みといった感じでした。

このポイントでの産卵樹はコナラで、殆どが樹高1m程度の若い木です。産卵場所は分枝部分が一番多く、次に休眠芽の際や枝の窪みや皺、そして稀に冬芽にも産み付けられています。

産卵数は1~2卵が一般的ですが、今回は一か所で7卵のものもありました。いずれにしてもオオミドリシジミは寄生の確率が高いので、産卵数の割には孵化率が悪いのが玉に疵です。

分枝部分に産み付けられた卵
休眠芽や皺に産み付けられた卵
冬芽に産み付けられた卵

オオミドリシジミの産卵は、一か所に1~2卵の場合が一番多いと思われますが、条件が良い産卵場所では、時々多くの個数の産卵が見受けられます。この写真のように細い枝でも7卵産み付けられたケースもありました。