昨日は永源寺にキリシマミドリシジミの採卵にチャレンジしてきました。石榑峠でのバイオトイレ新設工事に伴う通行止めは解除になっていたので、峠まで車で行くことができました。しかし、登山者の車や工事車両もまだまだ多いので、行かれる方は十分注意してください。(工事自体は11月末までかかるようです。)
さて、本題のキリシマミドリシジミの採卵ですが、残念ながら今年も非常に厳しい状況でした。アカガシの芽付は悪くない感じですが、本来であればほぼ間違いなく産卵していそうな美味しそうな芽もことごとく外れで、結局一卵だけの成果でした。仕方がないので、マンサクの芽を確認して、ウラクロシジミの卵を幾つか持ち帰ることにしました。昔と比べて山の環境はそれほど大きく変わっていないように思えるのですが、どうも石榑トンネルができてからはキリシマミドリシジミもウラクロシジミも本当に少なくなった気がします。
何かのキッカケで、また永源寺で昔のようにキリシマミドリシジミやウラクロシジミの乱舞が見られることを願って止みません。
移り変わる永源寺の山々
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![](https://butterflower.blog/wp-content/uploads/2022/11/バイオトイレ工事-1-1024x768.jpg)
キリシマミドリシジミの卵
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日陰のアカガシの低い位置の枝に産み付けられていました。
ウラクロシジミの卵
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産卵の定位置であるマンサクの新芽の裏側の基部に産み付けられていました。
本日の成果
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