先週は滋賀県甲賀市のマイポイントにクロシジミの採集に行ってきました。
滋賀県と三重県の県境に跨る鈴鹿山脈には昔からクロシジミの産地が点在していますが、最近はどの産地も状況はあまり良くないように思います。
しかし今回私が訪れた産地は、あまり知られていないせいか殆ど人に会うこともなくのんびりと一日楽しむことができました。
この産地のクロシジミの発生は7月上旬から7月下旬までだらだらと続くので、無風で天気の良い条件の良い日を選んで採集に行きました。以前にこの産地で白化青斑タイプの雌を採集したことが有るので、そのような美しい個体の追加を狙って毎年通っています。
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![](https://butterflower.blog/wp-content/uploads/2023/07/クロシジミ青斑-1024x801.jpg)
しかし、思い通りにはいかないもので、白化傾向の個体は時々採れるものの青斑が現れる個体は見ることもできませんでした。ましてや白化青斑タイプの雌は更に発生の確率が低いので、今年も儚い夢と散りました。
![](https://butterflower.blog/wp-content/uploads/2023/07/20230716黒谷-白化クロシジミ-1.jpg)
今回確認した白化タイプの雌
この産地での白斑タイプの雌の比率は 1/30 位だと思われます。
但し、ノーマルな個体は例年と同じく沢山確認ができ、交尾中の個体も見ることができました。
![](https://butterflower.blog/wp-content/uploads/2023/07/20230716黒谷-交尾クロシジミ-1024x820.jpg)
今回確認した交尾個体
ススキの葉の上で新鮮な個体が交尾していました。
そして、一昨年取り逃がしてこの場所で発生していることだけは確認できていたキリシマミドリシジミも採集することができたので、本当に充実した一日になりました。
![](https://butterflower.blog/wp-content/uploads/2023/07/20230716黒谷-キリシマミドリシジミ-1024x795.jpg)
綺麗なキリシマミドリシジミの雄
アカガシも少なく、生息数は多くないと思いますが、何とか採集することができました。