今年もキリシマミドリシジミを求めて滋賀県と三重県の県境にある石榑峠に何度か足を運びました。
キリシマミドリシジミは鈴鹿山脈に広く分布しており、特に石榑峠周辺は、全国でも屈指の多産地として有名です。
しかし、最近は不作続きで以前のようにキリシマミドリシジミが乱舞するような光景を見ることが殆どなくなりました。
さて、今年の状況はどうだったかと言いますと、ここ数年で最も厳しい年ではなかったかと思います。
石榑峠から三重県側に下っていくと毎年、雄がテリトリーを張る絶好ポイントが何か所か有るのですが、今年は、個体数が少ないせいかテリトリーを張る雄の姿が殆どなく、たまに姿を見せる個体も、木に止まることがなく高い空間を飛び去って行くばかりでした。
そのような状況下、合計三度の出動をして、叩き出しで何とか3雄2雌を確保することができました。
しかし、炎天下で熱中症になりそうになりながら長竿を振り回すのは修行のようで、老体には厳しい活動になりました。
キリシマミドリシジミは雄雌共に、裏面も美しいゼフですね。
![](https://butterflower.blog/wp-content/uploads/2023/07/キリシマミドリ裏面-1-1-1024x591.jpg)